早漏を改善するには?早漏を治す為の10の方法
早漏に悩んでいる男性のみなさん!部屋にとじこもっているだけでは、いつまでたっても早漏は治りませんよ!
早漏にはれっきとした原因があります。原因がある以上、なんらかの対策も立てられるはずですよね?
そこで今回は、早漏の改善に効果がある方法を10個ご紹介します。
この記事では次の6つの内容を詳しく説明していきます。
- 早漏の定義
- 早漏を放置するとどんなリスクがあるか
- 射精のメカニズム
- 早漏の種類と原因
- 早漏改善に効果が期待できる10の方法
- 改善法を実行する際の注意点
世の中には「早漏に効果アリ!」と宣伝されているたくさんの方法がありますが、そのなかから「本当に使える情報」を厳選してお届けしますので、ぜひ最後までおつきあいください。
目次
そもそも早漏ってなに?
実は、早漏に明確な定義はありません。世界中の医師や研究者が早漏の研究をしていて、それぞれがオリジナルの表現で早漏を定義しています。
次の2つのポイントを押さえましょう。
- 自分の意思に反して短時間で射精してしまう
- 早漏の結果、自分またはパートナーが性的に満足できない
この2つを満たした状態が、一過性ではなくある程度長い間続くと、「あなたは早漏です」と医学的に診断されます。
早漏の3つの問題点
早漏を放置すると、次のような問題を引き起こす可能性があります。
早漏を放置するとパートナーとの関係にひびが入る
早漏になると、パートナーを十分に満足させられません。
セックスにとっては挿入だけがすべてではありませんが、やはり挿入してピストン運動による快感を得てから射精に至るという過程を経ないと、セックスの魅力は半減するといえるでしょう。
病的に極端な早漏は、離婚の原因になる場合もあります。早漏は人間関係を破壊する可能性すらあるわけです。
早漏のままだと気持ち良さが減るので、セックスに魅力を感じなくなる
たとえば、挿入からものの10秒もたたないうちに射精してしまったとしましょう。
絶頂の瞬間は気持ちいいかもしれませんが、その後圧倒的な絶望感に襲われます。本当なら数分間、人によっては10分以上にわたってピストン運動を継続できたはず。それができないまま射精してしまうのですから、気持ち良さは半減してしまいます。
そうなれば、セックスそのものへの魅力も次第に感じなくなり、「セックスレス」の引き金になることもあります。
早漏になると男としての自信を失う
早漏によってパートナーを満足させられない経験が続くと、「俺って、オスとしての役割を果たしてないよな・・・」というように自信喪失を招きます。
自信のない弱気な男など、パートナーからすればまったく魅力を感じませんから、やがては破局に至るでしょう。
早漏改善策の前に・・・まずは射精のメカニズムを知ろう
早漏とは、自分の意思に反して短時間で射精してしまうこと。では射精とは、どのようなメカニズムで起きるのでしょうか?
まず、射精をするには「ペニスの勃起」が必要です。勃起の種類には、中枢性勃起と反射性勃起があります。
中枢性勃起
ペニスのさお(陰茎)は太い陰茎海綿体でできています。この海綿体のなかには大量の血管が通っているのですが、普段の血流はノーマルな状態なので「フニャフニャ」です。
ところが、性的な刺激を受けて興奮状態になると、脳の中枢神経からシグナルが出ます。「ペニスの血管と筋肉をゆるめて勃起させなさい!」というシグナルです。
中枢神経からのシグナルを受けた途端、海綿体の血管とペニスを支える筋肉が一気にゆるみます。すると大量の血液が海綿体に流れ込み、「カッチカチ」に勃起するわけです。
これが中枢性勃起であり、性的勃起と呼ばれることもあります。
反射性勃起
反射性勃起は、性的興奮を伴わない勃起です。寝ている間にペニスが寝具などとこすれあい、その刺激によって起きる「朝勃ち」は、反射性勃起の典型例といえます。
反射性勃起では、脳は性的興奮状態にはありません。ペニスや性感帯への物理的な刺激だけで勃起してしまうのが反射性勃起なのです。
射精は神経反射によって起きる
性的な興奮がピーク(オーガズム、絶頂感)に達すると、脊髄からペニスまで通っている神経に「射精せよ!」という命令信号が流れ、射精反射がスタートします。
するとペニスを支える球海綿体筋や平滑筋などが爆発的な収縮を繰り返し、尿道の近くで待機していた精液が一気に放出されます。これが射精のメカニズムです。
早漏の種類と原因
早漏の種類は、「経験不足が原因の早漏」と「病気や加齢が原因の早漏」の2つに大別できます。
経験不足が原因の早漏
経験不足からくる早漏は「心因性早漏」と「過敏性早漏」に分けられます。
心因性早漏とは?
性体験の未熟な人は、パートナーといざセックスをするという段階になって、パートナーにペニスをちょっと刺激されただけで一気に射精感が高まり、挿入する前や挿入直後に射精してしまうことがあります。
このタイプの早漏は「心因性早漏」と呼ばれています。性体験が未熟であるために、異性やセックスそのものへの耐性が足りず、そのプレッシャーから異常な性的興奮を招いてしまい、短時間で射精反射が起きてしまうのが原因です。
過敏性早漏とは?
10代前半の少年のように、オナニーはしていてもセックスの経験が浅いような場合は、ペニスが性的な刺激に慣れていないため、やはりちょっとした刺激が加わると異常に興奮してしまい、すぐに射精反射が起きてしまいます。これが「過敏性早漏」です。
過敏性早漏は治りやすく、心因性早漏は治りにくい
過敏性早漏は、心理的な問題ではなく、単にペニスが性的な刺激に慣れていないことで起きるもの。そのため、セックスの経験が増えていけば自然に治る人がほとんどです。
他方、心因性早漏は、女性やセックスに対する苦手意識が原因です。そのため、たとえセックスの経験を重ねていったとしても、失敗ばかり繰り返しているような人は、早漏がどんどん悪化していきます。
加齢・病気が原因の早漏
加齢が原因の早漏には「衰弱性早漏」、病気が原因の早漏には「ドーパミンの減少」「プロラクチンの増加」「セロトニンの減少」などがあります。
衰弱性早漏
加齢によって勃起にかかわっている筋肉が衰えることで生じる早漏を、衰弱性早漏といいます。
勃起にかかわっている筋肉とは、深会陰横筋・尿道括約筋・肛門挙筋・尾骨筋といった「骨盤底筋群(PC筋)」のこと。骨盤底筋群には、海綿体のなかに流れ込んだ血液が逃げないよう静脈を締めつける働きがあります。
骨盤底筋群が衰えてしまうと勃起が維持できなくなるので、フニャチンになってしまいます。フニャチンペニスはカチカチペニスよりも敏感で、性的な刺激に弱いため、早漏になりがちです。
ドーパミンの異常
ドーパミンが不足すると、性的な興奮度が下がりフニャチンになり、早漏を招きます。何らかの理由でドーパミンが病的に不足している人は早漏になりやすいわけです。
プロラクチンの異常
ドーパミンが減ってしまうと性的な興奮もなくなります。射精した直後、男性はいわゆる「賢者タイム」に入りますよね?賢者タイムになると、興奮が一気にさめるので勃起状態をキープできなくなります。
これは射精後に脳内で大量のプロラクチンが分泌されることが原因です。プロラクチンにはドーパミンを抑える働きがあるからです。
病的な理由でプロラクチンの分泌量が異常に多い人だと、セックスのときでもドーパミンの量が少ないので興奮できません。興奮できなければフニャチンになるため、早漏となります。
セロトニンの異常
早漏に関係するホルモンとして、ノルアドレナリンがあります。ノルアドレナリンは交感神経に作用して性的興奮を高め、射精しやすい状態をつくります。そのためノルアドレナリンが増えすぎると早漏の原因になります。
そこで活躍するのがセロトニンです。セロトニンにはノルアドレナリンの活動を抑える働きがあります。セロトニンが正常に分泌されていれば、ノルアドレナリンを抑えることが可能です。
しかし、人によってはセロトニンの分泌が病的に少ない場合があります。これを放置すると、ノルアドレナリンが過剰に増えるため、早漏の原因となるわけです。
「ドーパミンの減少」「プロラクチンの増加」「セロトニンの減少」は、いずれもれっきとした病気ですので、投薬治療によってホルモン分泌を正常化させないかぎり改善しません。
早漏を改善する方法
早漏改善法には、「一人でできる改善法」「パートナーと行う改善法」「専門家の指導のもと行う改善法」の3種類があります。
一人でできる早漏改善法
一人でできる早漏改善法のポイントは、「チントレ」「筋トレ」「精力剤」「生活習慣」の4つです。
チントレをする
以下のようなチントレをすることで、性的な刺激に強いペニスにすることが可能です。
- オナニーをする際、敏感な亀頭部分を中心に刺激を加える
- オナホール(TENGAなど)を使い、女性の膣に挿入した感覚を再現してオナニーをする
- 射精しそうになったら寸止めをし、射精感をコントロールする力を身につける。
オナニーをする際には注意点があります。
「おかず」としてエロ動画を使う人は多いと思いますが、これが習慣化すると、エロ動画以外の性的刺激に対してあまり興奮しなくなってしまいます。生身の女性を前にしてもあまり興奮しないとなると、当然ペニスはフニャチンに・・・。フニャチンは挿入・ピストン運動による刺激にとても弱いので、早漏に直結します。
たまには頭の中の妄想だけでオナニーをするなど、「おかず」の種類を適度に変えることも早漏予防にとっては大切です。
筋トレをする
筋トレをすると性ホルモンであるテストステロンの分泌が増えます。テストステロンには性欲を高める媚薬のような効果があります。
またテストステロンには、骨盤まわりの筋肉に作用して勃起を促す働きがあるため、筋トレをしてテストステロンの分泌量を増やすことで、早漏の予防・改善が期待できます。
筋トレの種類は何でも構いませんが、スクワットのように下半身の大きな筋肉を動かすトレーニングが特に効果的です。
スクワットを続けると、太ももの内転筋を鍛えることができます。内転筋は骨盤底筋群とつながっているため、勃起力を高め、早漏を予防・改善する効果の高い筋トレといえるでしょう。
「スクワットをする気力や時間がない!」という人は、お尻の穴を締めたりゆるめたりを繰り返すだけでも骨盤底筋群を鍛えられるので、ぜひトライしてみましょう。
精力剤を飲む
精力剤には勃起力を維持する効果があります。フニャチンのペニスは性的刺激に弱く、早漏になりがちです。精力剤でペニスをしっかり勃起させることで、早漏の改善が期待できます。
生活習慣を改善する
生活習慣を見直すことも早漏の予防・改善に効果的です。次の4つを実行しましょう。
1.禁煙
喫煙すると血行が非常に悪化します。血行が悪化すればペニスも硬直しにくくなり、勃起力が低下するので、当然早漏の原因になります。早漏の原因を徹底的に取りのぞきたいのであれば、タバコはやめるのが得策です。
2.有酸素運動
射精には、交感神経と副交感神経で構成される自律神経が深く関わっています。交感神経は興奮をもたらし、射精を促します。副交感神経は反対に興奮をしずめ、射精感を抑えます。
ストレスによって自律神経が乱れると、交感神経がプラス、副交感神経がマイナスに偏ります。こうなると興奮状態をコントロールすることは難しくなってしまうので、早漏につながります。
そこで有効な対策となるのが有酸素運動です。ウォーキングや軽いジョギングといった有酸素運動にはストレスを適度に発散する効果があります。有酸素運動を習慣化することで、自律神経を正常にキープしておけば、セックスの際に過度に興奮することも減っていくでしょう。
3.十分な睡眠
睡眠不足は疲労の蓄積はホルモンバランスの異常を招きます。いずれも勃起力を低下させるので、早漏を改善したいなら十分な睡眠が必要となります。
4.ストレス対策
「2.有酸素運動」で説明したとおり、ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、早漏の原因となります。ストレス解消法やストレスが蓄積しない心がけを実践しましょう。
たとえばヨガのように深い呼吸を伴うゆったりした運動はストレス解消に最適です。また近年流行の「マンドフルネス」のように、思考法を矯正することでストレスをストレスと感じなくなるような訓練も有効でしょう。
パートナーと行う早漏改善法
パートナーと行う改善法には、「マッサージ」「セマンズ法」「スクィーズ法」の3つがあります。
マッサージ
マッサージには、副交感神経を優位にして緊張を解きほぐす効果や、血行を改善する効果があります。セックスの前に、パートナーとマッサージしあえば、全身がリラックスし、血流も良くなるので、早漏防止が期待できます。
スクィーズ法
スクィーズ法のポイントは、「射精感を我慢する」という点にあります。
一人で行う場合は、オナニーの際、射精感が高まっていきそうになった瞬間、指で陰茎や亀頭をきつめに握り、射精感を強制的にストップさせるのです。
パートナーと行う場合は、フェラチオや手コキの際に、射精感が高まってきたら女性の手でペニスを強く握ってもらい、射精を強制的にストップさせます。
フェラチオや手コキに慣れたら、実際に挿入してピストン運動を行い、射精感が高まったらペニスをすぐに抜いてスクィーズをし、射精を我慢するという手順を踏みましょう。
このスクィーズ法を繰り返すことで、射精反射をコントロールできる力が身につくので、早漏の改善が期待できます。
セマンズ法
セマンズ法もスクィーズ法と同じく、オナニー、フェラチオ、手コキ、挿入をして、射精を我慢することで、射精反射をコントロールできるようにする方法です。
ただしセマンズ法の場合、「ペニスを握って無理やり射精感をストップさせる」という方法はとりません。ペニスには手を触れずに、ひたすら射精感を我慢するだけです。
我慢する方法としては、「下腹部やお尻の穴に力を入れて、射精反射を押しとどめる」「セックス以外のことを考えて興奮を抑える」といった方法があります。
セマンズ法は物理的に射精感をとめない点で、スクィーズ法よりも実際のセックスに近い自然な早漏改善法だといえるでしょう。
専門家の指導のもと行う早漏改善法
早漏の内容によっては、手術や薬、カウンセリングなどが必要になることもあります。当然、医師・薬剤師・カウンセラーといった専門家の指導が不可欠です。
カウンセリング
セックスや女性に対する苦手意識が原因である心因性早漏は、カウンセリングによって改善する場合があります。
また幼少時代の性的なトラウマ(親や教師から性的虐待を受けた等)によって勃起不全や早漏を起こしている場合も、同様にカウンセリングが有効です。
投薬治療
バイアグラに代表されるED治療薬は、「フニャチン」を強制的に改善してくれます。勃起状態を維持できれば、ペニスも性的刺激に対してある程度強くなれるので、早漏の改善が期待できるでしょう。
なお「ダポキセチン」という薬があります。セロトニンの分泌を増やす効果があり、欧米を中心に抗うつ剤として広く販売されていました。
ところが、ダポキセチンを飲んだうつ病患者のなかに「早漏が治った」というケースが非常に多かったことから、一躍早漏治療薬として注目されるようになったのです。現在では世界で唯一の早漏治療薬として認められています。
ただし、ダポキセチンは日本では認可されていません。ダポキセチンを扱う一部のクリニックや個人輸入などで入手することは可能ですが、副作用が起きても保証の対象になりませんので注意してください。
手術
早漏を直接治す手術はありません。しかし亀頭にシリコンなどを注入する「亀頭増大術」を実施すると、ペニスが摩擦刺激に対して強くなるので、早漏改善が期待できます。
早漏改善時の注意点
早漏改善法を実行するにあたっては、次の3点に注意してください。
原因を見きわめる
早漏を確実に治すには、その原因を正しく見きわめる必要があります。
たとえば、「心因性早漏なのに、むやみにチントレをする」「ホルモン分泌の病的な異常が原因なのに、薬ではなく精力剤を飲むだけですませてしまう」といったことを続けていても、原因に応じた対策を取っていないので、早漏はいつまでたっても治りません。
薬の副作用に注意する
バイアグラのように購入するのに医師の処方箋が必要な薬は、取り扱いを間違うと危険な副作用におそわれます。
また一度飲み始めた治療薬は、やめるときに必ず医師の診断が必要です。素人判断で勝手にストップすると、予期せぬ副作用が起きる場合があるので注意してください。
早漏改善方法まとめ
早漏改善に効果的な10個の方法を再確認しておきましょう。
(一人でできる改善法)
- チントレ
- 筋トレ
- 精力剤
- 生活習慣改善
(パートナーと行う改善法)
- マッサージ
- スクィーズ法
- セマンズ法
(専門家の指導のもと行う改善法)
- カウンセリング
- 投薬治療
- 手術
「注意点」でも説明したように、原因をきちんと見きわめたうえで適切な改善法を選ばないと意味がありません。
この記事で紹介した情報を参考に、自分の早漏の種類・原因をよく理解してから改善法を実行しましょう。
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